2007年02月20日

歴史360年!!

       歴史360年!!

 こちらは何だか分かりますかicon60

三重県の老舗和菓子屋 深川屋に、

その昔、江戸時代から古く伝わる「荷担箱(にないばこ)」というものですicon59


 これは、天保2年、京都御室御所より、

御用菓子司となり、当時はそれはそれは大変な栄誉だったそうですface06

 その後、その御室御所へ「関の戸」という和菓子を納める時に使ったのが、

この「にない箱」なのですicon59

  
  全体に青貝を散りばめた螺鈿(らでん)細工という、豪華な作りicon97
    歴史360年!!


 そして、こちらが、ふたですicon74
         歴史360年!!

 「関の戸」という和菓子の名前と、当時の位を示す文字が書かれていますicon59


 この位を示す文字というのは、当時大変大事なものだったと言われていますicon23


 なぜなら、参勤交代などで、道中、大名行列がはちあわせすることが多く、

その際に、この位が分かる文字を互いに見合い、

位が高い行列が、先に道を通れたそうなんですよicon14


 しかし、この「にない箱」、空の状態で1つ10キロありますicon59

 昔の人は、これを前と後ろで2つかかえて(その重さ、何と2、30キロicon10

長い道のりを歩いて、和菓子を届けていたというから驚きですface08


 その歴史360年以上・・・

江戸時代からの日本をずっと見てきたのでしょう・・・

 今もなお、その形を残しているとは、すごいですよねぇface06
      
 


Posted by サトユミ☆ at 12:22│Comments(8)
この記事へのコメント
時代の重みを感じますな~。こんな重い物を背負って歩くとは、今では考えられませんからね。
Posted by don at 2007年02月20日 12:38
ふーむ。
こういう話は、とても好きです。
色々な話題に触れることができて、いいですね。
Posted by くわはらみさこ at 2007年02月20日 16:22
空の状態で1つ10kg????箱は鉄製!?でしょうか?
しかしぱっと見たときにお菓子の銘柄の紹介かと思いました(笑)色気より食い気♪な私・・・・
Posted by うり at 2007年02月20日 16:54
お晩です♪


……いいなぁ〜♪ こ〜ゆ〜物を遺してくれる御先祖様って……



うちの先祖は、名字しか遺してくれなかったもんなぁ……>゚+.ヽ(≧▽≦)ノ.+゚←ヤケ♪
Posted by ユウ♂ at 2007年02月20日 19:30
>don様
 ほんとに昔の人はよく歩いてましたよね~!!
今じゃ、飛行機でひとっとびのところを、何日も何日もかけて歩いてたんですから。。。
 想像しただけで、ぐったりです(笑)

>くわはらみさこ様
 ちなみに、この江戸時代から続いている、現在14代目という三重の老舗和菓子屋 深川屋さんは、現在も、その形、分量を変えることなく、当時のままの和菓子「関の戸」のみを作り続けているそうなんです!!毎日明け方3時から仕込んで・・・!!すごいですよね~ほんとに・・・!

>うり様
 箱は木製ですよ~!
関の戸は、江戸時代から変わらぬ形、分量で作られているんですが、とってもシンプルでおいしいですよ♪
 
>ユウ様
 確かに、こいゆうご先祖様なんてすごいですよね~!!
しかも!この和菓子店の14代目という方は、
かの服部半蔵の末えいなのです!!
Posted by サトユミ☆ at 2007年02月21日 00:57
あ、本当だ。
確かに”服部”って入ってますね。
でもどこで「忍び」から和菓子屋に
なったのでしょうか。
Posted by じんじぶちょー at 2007年02月21日 01:03
>じんじぶちょー様
 江戸時代の家康という人はほんとに頭が良かったようで、
全国に「スパイ」として、忍びのものを散りばめたんだそうです。
 その人達が、造り酒屋や、反物屋を営み、その一つが和菓子屋さんだったそうです!
 そして、副業がいつしか本業になったらしいですよ!
 ほんとに普段聞けない貴重なお話の数々、面白かったですよ~!!
Posted by サトユミ☆ at 2007年02月21日 11:39
なるほど~。
勉強になりました。
Posted by じんじぶちょー at 2007年02月21日 23:14
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。